ストーリー

「イヤホンガイド」ではなく「イヤホン主 役 」の物 語です。

「ウァ!!乗り過ごした!!」
皆さんも電車で経験し、また慌てて降りる人をよく見かけているかと思います。

スマホにイヤホンをつけることによって、電車内を「リビング」「書斎」「映画館」「ゲームセンター」「漫画喫茶」「劇場」
とそれぞれの自己空間とし結界を作るので、
そのパワーに引っ張られて乗り過ごしてしまいます。


カフェでもパソコンにイヤホンをつけて「オフィス」にしている光景をよく見ます。

それほどイヤホンは自己空間創造に強力なツールです。

暗闇演劇では、お客さんの安心安全のためにスタッフがトランシーバーを装着して客席にいます。

自分も当然、演出家としていますが、
芝居に集中していると、暗闇の中でイヤホンから聞こえるスタッフ同士の声が全く別次元から聞こえ、
舞台進行に関する話なので、神々が見守っているかのような声に聞こえます。
真っ暗なのに舞台の状況が頭の中に浮かびます。


歌舞伎でもブロードウェイミュージカルでもイヤホンガイドで、
物語の解説があったり、日本語での解説がありますが、


今回はイヤホン自体がガイドではなく、“主役”になるような物語です。


舞台上の芝居の生音とイヤホンの耳の中の音が融合します。


なので、お客さん全員がイヤホンを装着して、自ら結界を作って楽しんでいただきます。
皆さんには暗闇ならではのイヤホン演劇を観劇していただければと思っています。


皆様のご来場を楽しみにお待ちしています。

作・演出 大川豊