歴史

2009年「OTOなOTO」

2009年 大川興業第34回本公演「OTOなOTO」

作・演出:大川豊
出演:大川豊、寺田体育の日、玉置ピンチ!、阿曽山大噴火、鉄板■魔太郎、名刀長塚、三好宏明 他

2009年10月2日〜5日
東京 下北沢 ザ・スズナリ

舞台監督:海老沢栄
照明:近藤隆文(㈱エアー・パワー・サプライ)
音響:真沢則子
宣伝美術:Huse inc.

物語

廃坑となった総距離1000kmある坑道で、ライトも付けずに真っ暗闇を延々と歩くのが密かなブームとなった。
キッカケは、自ら命を絶とうとした若者が、死に場所を求め、さまよい、意識を失う瞬間に体に内なる光を一瞬感じたことだ。ユングやフロイトのような頭の中の深層心理ではなく、深層心身を体で感じた光。その体験により、若者は今まで頭で考えていた罪深き悩みから解放された。
物理に詳しかった若者はハッと気がついた。自分は岩石の中を地下1000メートルの深さまで潜っているので、光、音、電波、電磁波、イオンも届かない。体内はもちろん地球をも通過するニュートリノが体内の水と衝突し、光ったのではないか……。

太陽や超新星から届くと言われるニュートリノは、まれに水の電子とぶつかり、光を放つ。超地底で宇宙の謎がわかるように悩みの謎がとけた。地上では、いつも自分がいろんな粒子とぶつかり、知らない間に自分は輝いているのではないかとまで考えるようになった。
それが口コミで広がり、多くの悩める若者が吸い込まれるかのように入道し、新しい自分を見つけ出しに行くようになった。その中から自然と、“黒密教”“ブラックチャーチ”という2組の存在が現れ、皆が救いを求めた。 2組とも特定の場所にいるわけではなく、あたかもニュートリノがぶつかるがごとく、移動型で出会いを大切にした。 今日も多くの悩める若者が、マダラのマリアの胎内に入り、群像劇が始まる。

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チラシ表面

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チラシ裏面